平成28年度市民大学トラム 第4回「アクティブ・エイジング ~豊かな高齢社会をめざして~」を開催しました

平成28年度市民大学「トラム日本が抱える諸問題と将来の見通し」第4回(2016/08/20)
 「日本が抱える諸問題と将来の見通し」を総合テーマとして実施してきた平成28年度の市民大学トラムの最終回(第4回目)を8月20日(土)に開催しました。日本が高齢化社会から高齢社会、そして超高齢社会へと向かう中で、最終回では「アクティブ・エイジング ~豊かな高齢社会をめざして~」と題して、経営学部・中野聡教授が講演しました。

 日本ではまだまだ聞き慣れない「アクティブ・エイジング」。講演では、そもそも「アクティブ・エイジング」とは何かについて、WHO(世界保健機構)の提唱した概念や目的、またアクティブ・エイジングの取り組み事例について説明されました。次に、少子高齢化社会の過去と現在、未来について、人口変化のメカニズムや出生力挽回の秘訣について話し、特に出生率の大幅な改善を達成したフランスの事例に着目して様々な施策が紹介されました。

 講演の後半では、高齢社会における家族の変化について示され、「老後はひとり暮らしが幸せ」という辻川覚志氏の意見を紹介。最後に、豊かな高齢社会を目指してアクティブ・エイジングに取り組んでいる長野県の事例や、豊橋市の高齢者支援に関する情報も示されました。

「アクティブ・エイジング ~豊かな高齢社会をめざして~」をテーマに講演する中野教授

「アクティブ・エイジング ~豊かな高齢社会をめざして~」をテーマに講演する中野教授


 今年度の市民大学トラムでは、およそ300名の方にご参加いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。次年度の市民大学トラムにも、より多くの方々にご参加いただければ幸いに存じます。


市民大学トラム(大学公式ページ)

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