経営学科2年生・基礎ゼミナール2(プレ専門ゼミナール)前半実施報告

基礎ゼミナール2(前半)@D32共同ゼミ室(三輪ゼミナール)
 昨年度(平成28年度)秋学期より、2年次秋学期の科目『基礎ゼミナール2』はプレ専門ゼミナールとして実施しています。3年次に行われる専門ゼミナール配属の前に、より多くの専門分野に触れる機会とするため、試験期間を含む16週を前後半(8回)に分けて、各自興味のあるゼミを選択できるようにしています。

 秋学期の前半は4人の教員によるゼミナールが開講され、各教員から与えられたテーマに取り組みました。
(実施日:09/26,10/03,10/10,10/17,10/24,10/31,11/07,11/14)


三輪ゼミナール

 三輪ゼミでは『色の心理的効果と視認性』について理解を深める目的で“病院看板のデザイン”を行いました。

 まず、ゼミ生全員で手分けして街にある看板の写真を撮影するとともに、

  • 色,配色
  • 書体
  • デザイン上の特徴

等を整理、分析することで“病院らしさ”と“デザインの特徴”について議論を行いました。さらに、色彩心理について調査することで、病院看板に使われやすい色について理解を深めました。

 その後、看板の重要な要件のひとつである“(パッと見たときの)認識のしやすさ=視認性”を実現するためのデザイン上の工夫について各自で調査し、その結果を実証するために“架空の病院看板をデザイン”しました。

 最後の授業では、自分の作品についてPowerPointを用いて、

  • 作品のコンセプト
  • 視認性を高めるための工夫

等についてプレゼンテーションを行いました。

 短い期間でしたが、①情報の収集、整理、分析、②議論、考察、検証、③調査に基づいた制作、④プレゼンテーション、等のゼミナールらしい活動ができたと考えています。


和田ゼミナール

  • 戦略論のテキストの講読
  • 戦略論ケースについての発表

 和田ゼミナールでは、経営戦略論について勉強しました。経営戦略は、大まかに言ってしまうなら、企業がビジネスに勝つための計画・シナリオです。経営戦略論は、マーケティングや組織論など経営学のいろいろな分野の知識を総動員し、勝てる戦略とはどのようなものか、戦略を作る体制や手順はどうするべきかについて研究する学問です。

 全8回のうち、前半の4回では経営戦略とはなにかを学ぶため、一橋大学 楠木健先生の『ストーリーとしての競争戦略』を講読しました。少し難しい言葉や、あまり身近ではない企業の事例もありましたが、教員からの質問、学生間の考察・討議を繰り返しつつ、勉強しました。

 後半では、優れた企業の事例を紹介した『ケースブック 経営戦略の論理 〈全面改訂版〉』から、アップルとアサヒビールのケースを選択し、2グループに分かれて内容をパワーポイントにまとめて発表する演習を行いました。アップルは初代iPhone、アサヒビールはスーパードライ発売時と学生にとって古い時代の話でしたが、インターネットで当時の状況を調べたり、現代の自分たちの身の回りの商品にあてはめたりといった工夫をして資料を作成し、発表しました。


今井ゼミナール

実施内容:概略

  • ガイダンス、Hour of Code
  • Blocklyduino & Arduino(IO基礎RGB LEDコントロール、3原色、繰返し処理)
  • Blocklyduino & Arduino(超音波センサ+シリアルモニタ)
  • Blocklyduino & Arduino(超音波センサ+LED+モータ)
  • Blocklyduino & Arduino(超音波センサ+モータドライバを用いたArduinoカー製作、障害物回避)
  • pepper(ロボピッチ)
  • Arduno & ambient(温湿度センサー+Wi-Fi+IoTとグラフ化)

 今井ゼミでは、プログラミングの基礎として、センシングとコントロールを題材にプログラミング実習を行いました。

 ビジュアルプログラミング環境BlocklyduinoとArduinoと呼ばれるマイコンを用いた、学生プロジェクトで利用している初心者向けのセンサーの題材や卒論につながるIoT等の実習です。

 具体的には、基礎編として、①入出力の基礎としてのRGB LEDによる色コントロールや繰り返し処理からはじめて、②超音波センサ+シリアルモニタ、③モータドライバを用いたArduinoカー製作、④障害物回避アルゴリズム等の実習を行いました。

 さらに応用編としてPepperのプログラミングとIoTの例題として温湿度センサーとWi-Fiを用いたモジュール試作、データ送信テストとサイト側受信(グラフ化)テスト等も体験して貰いました。

 短期間でしたので、基礎編、応用編ともに実機を用いた実習やシステム概略の理解をメインテーマとした体験となりました。

 興味のある分野の実物システムの構成の概略を理解することにより、さらに詳しく理解するために必要な知識は何かをつかみ、今後、学習する分野の決定の助けになったのではないかと考えています。


中野ゼミナール

 基礎ゼミナール2では、「グローバリゼーションの時代の社会経済的課題」を共通テーマに、履修者が各自のレポートを作成しました。作成時の条件は、基礎理解を提供する良書を少なくとも一冊講読することで、担当教員はその選択を支援する形をとりました。想定テーマは、①少子高齢化、②格差と貧困、③環境問題、④企業と産業空洞化、⑤自由貿易と地域経済ですが、実際に学生諸君が選択した課題は、これとはやや異なっています。

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