独占禁止法教室をオンライン方式で開催(経営ビジネス講座)

 10月2日(金)「経営ビジネス講座」では、公正取引委員会 事務総局 中部事務所長 服部高明様による独占禁止法教室をオンライン方式で開催しました。

 独占禁止法教室では、クイズ方式による競争の重要性、独占禁止法の概要として、⑴目的、⑵目的達成のためのルール、⑶ルールが守られない場合の措置、デジタル経済への対応の解説がなされ、最後に、若手職員の方へのインタビューがありました。

 独占禁止法の目的は「公正且つ自由な競争を促進」することですが、この目的を達成するために公正取引委員会が設置されています。服部様は競争の意義として、①消費者のメリット(安くてよい商品・サービスの購入、選択肢の増加)、②事業者のメリット(事業活動の活発化、事業規模の拡大)、③社会全体のメリット(雇用の増加、賃金の上昇、新規産業の創出、日本経済の活性化)を強調されていました。最後に、若手職員の方が、公正取引委員会で働くことの魅力として、さまざま業務にチャレンジできること、上司や先輩方が親身に相談にのってくれることを挙げられていました。

 講演を聴いた学生からは、以下のような感想がありました。

「競争の重要性のクイズ形式がとてもわかりやすかった」
「自由かつ公正な競争は消費者だけでなく、企業にもメリットをもたらすことを学ぶことができた」
「公正取引委員会によってどのように市場が健全に保たれているのか、いかに市場で企業が競争し合うことが大切なのかを理解することができた」

学生は独占禁止法に対する理解を一段と深めることができました。

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