祝辞

令和6年3月19日

祝辞

 卒業生の皆さま、卒業おめでとうございます。また、保護者の皆様方、御子息並びにご令嬢のご卒業を心より御祝い申し上げます。

 卒業生の皆さんは、本学を巣立って、これから社会人として活躍されることを期待されています。現在のように改革が必要とされる時代には、皆さんのような若い人たちに大きなチャンスがあり、このチャンスを生かすことが大切です。
 このためには、「皆さんが世の中に対して働きかけて、形にしたい思い・信念を持たなくてはなりません」。

 これからの未来において形にしたこと・その思いは、現在の自分の持っている「知」、すなわち皆さん方がこれまでに経験し、そこで得た知識と本学で学んだ知識の中から生まれ出るものです。

 そこでは、言葉が重要な役割を果たします。自分の思いを表現する言葉がなくては、その思いが伝わらないからです。この言葉を使いこなすには、広くて深い教養が必要です。

 したがって、卒業し社会に出ても、この教養をつけることはますます重要になってきます。そして、その思いを他の人たちに伝え調整し、形にしていくというコミュニケーションとコーディネーションの力も必要とします。

 また、歴史的認識を持つことも必要です。過去から学び、現在を認識し、そこから未来を見つめること。そのためには、歴史観を持つことが必要です。

 変化の時代では、現実的な対応だけではうまくいかないことが多くあるでしょうから、そのためには、未来・現在・過去という時間軸をしっかり持つことです。

 この卒業という人生の大きな節目に、これからの自分のあり方を考えることで、より新しい実践の英知が生まれてくるでしょう。

 卒業生の皆さんのこれからのご活躍とますますのご発展をお祈りして、私の祝辞の言葉といたします。

 
豊橋創造大学
 経営学部長 佐藤 勝尚

おすすめ