東三河の文化・パネルディスカッション
元ラジオパーソナリティーの高井綾子氏をコーディネーターに、愛知大学、豊橋創造大学、豊橋技術科学大学に在籍する5名の学生が、東三河の文化の魅力とその継承の可能性を語り合いました。ディスカッションに参加した6名は、いずれも豊橋市の出身ではなかったのですが、なおさらこの地域の長所と短所を把握し易いのかもしれません。
東三河独自の文化がコミュニティーの要として機能する状況(例えば、手筒花火)や、他から来た文化が東三河に根付いて独自のものとして開花する事例(吉田文楽、田楽やにかけ)など、この地域のもつ魅力が数多く指摘されるとともに、終盤の議論では、文化伝達の「経済性」が争点になりました。市場ベースに乗らない、つまり金にならない活動が大切だとしたら、いかに人々の参加を募り、次世代に伝えていくべきなのか。
森下さん、そして高井コーディネーターを含む他の参加者が指摘されたのは、教育機関や行政、そして地域の人々のサポートの重要性です。本学部のプロジェクト活動も、文化支援やボランティア活動、国際協力などを通して地域社会を支援する形に組織できれば、広い意味での文化伝達に実質的な役割を担えるのかもしれませんね。(中野 聡)
新聞報道
東三河の文化を語る会 第21回講演会
~語り合おう! これからの文化を~
大学生と共に文化の街づくりを考えよう
日 時: 9/23(土)13:30~
場 所: 穂の国とよはし芸術劇場プラット アートスペース
主 催: 東三河の文化を語る会
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