経営学科2年生・基礎ゼミナール2(プレ専門ゼミナール)後半実施報告

基礎ゼミナール2(後半)(早瀬ゼミナール)
 2年次秋学期科目『基礎ゼミナール2』は、3年次に行われる専門ゼミナール配属の前により多くの専門分野に触れる機会とするため、プレ専門ゼミナールとして実施されています。試験期間を含む16週を前後半(8回)に分けて、各自興味のあるゼミを選択できるようにしています。

 秋学期の後半は4人の教員によるゼミナールが開講され、各教員から与えられたテーマに取り組みました。

 本科目で各専門分野の概要に触れた経営学科2年生たちは、3月には専門ゼミナールを選択し、4月からはそれぞれの分野について専門性の高い内容を学修していきます。


中野ゼミナール

わずか7回という短い期間ではありますが、この授業では、「地域と日本、世界の課題」を共通テーマに、①選択したテーマの基礎知識の習得、および、②社会科学(社会経済史)領域における学修方法の習得を目的にレポートを作成しました。

参加者各自には、通常のレポート・小論文作成のプロセスをフォローしてもらいました。テーマ選択の後、必要に応じて関連する図書館の書籍やサイト論文を一緒に調べ、また合間には、サイト資料の使い方や研究倫理に関する講義を行っています。後半には、終了した人から自己研鑽の結果を発表し、討論する機会を設けています。

選択されたテーマが多様なのは、指導がやや難しくなる点を除けば、とても望ましいことです。「浜松の産業集積」のような地域関連テーマから「少子化」や「待機児童」、「食料自給率の低下」、「長時間労働と過労死」などの現代日本が抱える課題、そして「世界の児童労働」や「海洋汚染」、「奴隷制の歴史」などのグローバルなテーマを論じたものもありました。

参加者13名と多人数ではありましたが、事情のあった一人を除き、全員が課題をこなし、うち7名はとても良く学修されたと思います。論旨が明確で良い資料が効果的に使われており、優れた洞察を伴うものもあります。自主学修のプロセスをじっくり味わいつつ継続して頂ければ、それが一人一人の知的なアイデンティティーを形づくるようになるのだと思います。今後の発展に期待します。

中野 聡


早瀬ゼミナール

 今年度の早瀬ゼミナールでは,「知能情報学で取り扱うテーマを知る」を目的として取り組みました.

 初回に,本テーマに関する研究紹介を行いました.具体的には,人工知能(AI)の研究に関する紹介として,コンピュータビジョン,感性情報等の研究を紹介しました.その後,どのような事柄(世の中の問題)に興味があるかをディスカッションしました.

 前半の2回から4回目は,サブテーマとして「知能情報学に触れてみる」をテーマとして,①ゲームAIに触れる,②コンピュータビジョンに触れる,③自然言語処理に触れるとして体験学修を行いました.①では,古典的AIであるルールベースシステムによりゲームをクリアするAIの作成を行いました.②では,ニューラルネットワークによる手書き数字認識に挑戦してみました.最後にディープラーニングによる仕組みも説明しました.③では,小説等を用いたデータ分析(頻出語から図を作成する/ポジティブ・ネガティブ判定)に挑戦してみました.特に,感情分析に興味を持った学生は多かったです.

体験学修の風景

頻出語によるデータ分析の手法

 後半は,「関連する学術研究を調べてみる」をサブテーマとして学修しました.5回目は,研究をまとめる重要性や論文の種類,論文の探し方,読み方・まとめ方などを説明し,知能情報学の中で自身の興味があるトピックを1つ選択し,それに関連する論文を2つ選択しました.

 6・7回目は,各々のトピックについて,まとめ発表を行いました.発表のルールは,「一人10分以内にまとめる.」「どんな質問が来ても答えられるように事前準備をする.」としました.他の学生は必ず1つは質問をすることとして発表会を行いました.発表者は,「なぜそのトピックを選んだか」「トピックに関連する研究紹介(概要,手法,結果)」「調査した論文に対するまとめ」「このトピックの今後の課題」「関連する研究を調べて得た知見」を説明しました.年末年始で3週間程の空きができたため,学生はしっかりと準備ができていました.

研究とはの説明スライドの一部

今年度のトピック

発表風景1

発表風景2

 全体を通じて,研究の一連の流れの一部を体験学修できたと考えています.特に,「正解がわからない問題の答えを探すこと」,「日常の疑問や解決したいこと」が研究につながっていることを学修できたと考えています.今後,本ゼミナールで学んだことを卒業研究へと繋げて欲しいです.


原木ゼミナール

実施内容・概略

  1. ガイダンス,講義の概要
  2. 学術研究とは何か
  3. 論文研鑽①「EC サイト/アプリにおける UX が ブランド態度に与える影響」
  4. 論文研鑽②「国際市場におけるマルチ・チャネル戦略」/③「ブランド研究の現状と課題」
  5. 論文研鑽④「広告効果の理論」/⑤「日本料理普及に関する諸研究」
  6. 論文研鑽⑥「デジタル社会におけるブランド戦略」/⑦「パッケージにおける最適な情報量―制御焦点と情報過剰感による影響―」
  7. 論文研鑽⑧「顧客情報の利用と製品イノベーションの成果」

 原木ゼミでは,学術研究に関する理解を深めることを目的として,マーケティングに関する最新の研究論文を読み,『マーケティング・ジャーナル』を中心になるべくトピックに偏りが出ないよう選択した23報の論文を教員が学生に提示し,学生がその中から自分自身の興味関心に合わせて選びました。発表担当者は自身が選んだ論文の内容を要約してPowerPointにまとめ,報告します。それ以外の学生は事前に当該論文を読み,疑問点等をGoogleスプレッドシートに提出して,当日担当者に質問・コメントし,それを起点にディスカッションを行います。

 最新のトピックでどのような論点があるのかを理解するとともに,研究の要件や必要な科学的手続き・方法論,論文の読み方等について学びました。

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山口ゼミナール

 山口ゼミナールは「Webサイト制作に関する基礎知識の習得,および,Webサイトデザインの実践」をテーマとして学習・実習に取り組みました。

 はじめに、Webページがブラウザ(クライアント)で表示されるまでの仕組みを学習しました。次いで、実際にHTMLファイルを作成してWebサーバへアップロードする演習を行い、「Webページの制作と公開」の基本的な流れを理解しました。

 Webサイトを制作するための知識は3年次開講科目「Webデザイン」で学びます。Webデザイン学習前である本秋学期は、深い知識がなくてもサイトを構築できるCMS(Content Management System)のWordPressを使用しました。いきなり制作を始めるのではなく、UX(User eXperience、ユーザーエクスペリエンス)の考え方に基づき、サイトの目的やターゲットユーザー、コンテンツ要求などを事前に検討してから(Plan)サイト構築を行いました(Do)。

 構築したサイトは相互に評価(Check)しあったのちに、受け取った意見や感想をサイトに反映させる「改善」(Action)のプロセスも体験しました。最後には、自分の制作サイト紹介(プレゼンテーション)を行い、レポートにまとめました。一連の手続きによって、開発の流れを理解するとともに、客観的な視点をもって多角的に考えることの重要性を認識できたものと思われます。

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 基礎ゼミナール2・前半の8回については、次のページに概要を紹介しています。

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