「プロジェクトマネジメント」-プロジェクトを成功に導くための管理手法の学修-
本科目は3年次に行う「プロジェクト実習1・2」(地域企業や団体と連携して取り組むPBL科目)の導入科目として位置付けられ、PMBOK(Project Management Body of Knowledge、プロジェクトマネジメントの事実上の世界標準)に基づくプロジェクト管理手法を学びます。
今期の授業では、6名程度でひとつのグループを作り、「地域コミュニティづくり」を大きなテーマとした演習を行いながらプロジェクト計画・管理の方法を学んでいます。この日の授業では、前週に検討した各グループのプロジェクト計画に基づき、WBS(Work Breakdown Structure、作業分解図)の作成に取り組みました。グループワークでは、情報の検索や資料の共有・参照のために本学科が全員に貸与しているiPadを使用することで、ICT活用力の向上も図っています。
今後も引き続きプロジェクト管理手法を学び、科目の後半の授業回には各グループが企画したプロジェクト計画のプレゼンテーションを行います。授業で学んだ内容が反映された、よい発表を聞けることを期待しています。
授業概要(2023年度シラバスより)
プロジェクトとは「独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施される有期性の業務」であり、また、プロジェクトは、「目的を達成するための計画、そしてそれを実行する業務のこと」である。プロジェクトは、 組織内あるいは組織外と協働で遂行する場合もある。プロジェクトマネジメントとは、「プロジェクトの要求事項を満足させるために、知識、スキル、ツールと技法をプロジェクト活動へ適用すること」であり、特定の期間で、特定の目的を果たすべく、特定の成果物を上げるために、プロジェクトメンバーが協働してチームで取り組む活動である。
本講義は、「プロジェクト」及び「プロジェクトマネジメント」を行うために必要な基礎的な知識や知見を修得するとともに、チームワークの大切さや留意点等について理論と演習を通じて学修を図る。
到達目標(2023年度シラバスより)
- プロジェクトマネジメントの基礎知識と基礎用語を理解して、自分の言葉で説明できる。
- PMBOKの体系について基本的な理解ができて、プロジェクトを進める上でのプロセスやエリアの位置づけや必要性を具体的に説明できる。
- 実際のプロジェクト及びプロジェクトマネジメントの概要を構想して、実装に向けた概要的な準備ができるようになる。