豊橋市教育委員会に太陽光発電システムの稼働状況調査結果を報告(見目プロジェクト)

 豊橋エコタウン・プロジェクトでは、今年度の太陽光発電システムの稼働状況調査結果の豊橋市教育委員会教育政策課への報告会を1月7日(木)にオンライン会議にて実施しました。

 本プロジェクトでは、豊橋市内小中学校に導入された太陽光発電システムの稼働状況および発電データを基に、システムの長期信頼性(故障・トラブルの発生、性能劣化)を平成23年度より検討してきました。今回の報告ではまず、今年度の稼働状況調査結果として、新規故障および計測故障の件数とその内訳について報告しました。また、これまでの故障履歴と装置の耐用年数から、今後発生すると思われる故障についても報告しました。

 次に、小中学校への太陽光発電システムの導入効果について、実際の年間発電量や発電量の地域依存性、導入による電気料金およびCO2排出量の削減効果について報告しました。さらに、作成を進めている小学校向けの太陽光発電システムの説明ポスターについて、作成の背景と作業の状況を報告しました。

 報告後には今後の太陽光発電システムの保守の在り方について意見交換を行い、プロジェクトでまとめているパワーコンディショナや冷却ファンの故障予想や故障履歴データベースを共有することとしました。また、太陽光発電の導入効果の調査結果については、導入メリットが定量的に示されており、今後もこうした定量的な評価が重要になるとのコメントをいただきました。

 さらに、小学校向けポスターの作成については、その内容に関し意見を頂き、それを反映する形で作成を進めることとなりました。

 今後は調査結果を市役所の他の部署等にも報告し、太陽光発電システムの長期保守に繋がる活動を行う予定です。


プロジェクト紹介

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