就業体験講座―イシグロ農材株式会社
2015年2月2日、経営学部1年生と共にイシグロ農材株式会社田原営業所を見学しました。夏休み前後の本田技研工業トランスミッション製造部と豊橋市役所・市議会に続く、就業体験講座の最後の見学会です。この講座の目的は、経営組織の機能や地域社会の仕組みを学ぶことですが、それ以上に、学生の皆さんには見学と学習を楽しんでもらい、将来を考える契機にしてもらえればと考えています。
営業企画部の井上氏に事業概要を伺い、快晴(と強風)の空の下、農場に出発!係りの方々に、オランダの植物工場に範をとった試験農場や最新の低炭素園芸施設を案内して頂きました。中には、緑から赤のグラデーションがきれいなミニトマト、いろいろな種類のいちご、色とりどりの菊などが所狭しと並んでいます。これらの温室の斬新さは、温度調節のみならず、湿度やCO2濃度を含む環境全体を機械的にコントロールし、生産性を飛躍的に高められる点にあります。土すら使わないケースに驚かされます。
多くの学生が最終レポートのテーマに選んだのは、植物工場やTPPの影響などでした。新しい農法が、競争力不足が指摘されるわが国農業改善のための施策となると良いですね。
(中野 聡)
第3回 就業体験講座
日 時: 平成27年2月2日(月)
訪問先: イシグロ農材株式会社
対 象: 経営学科1年生