認定試験に受かるための学習環境と運営

認定試験に受かるための学習環境と運営

 学内外を対象として、診療情報管理士認定試験対策講座(以下、対策講座)の企画運営を行なった。また、卒業生訪問を行ない、就職活動に役立つ知識の修得や就職先などの開拓も行なった。

 本プロジェクトに参加した学生は2名と少なく、負担も大きかったようであるが、プロジェクトの終盤では期待以上の働きをしてくれるようになった。学生のプロジェクト自己評価アンケートを見ても、自分自身の成長を実感しているようである。初めての取組みということもあり、学外との連絡を教員が仲介する場面も一部あったが、次年度以降は学外との連絡も学生に任せてみたい。

 対策講座の学外参加者は20名程度と、大学の知名度を向上させ、地域貢献することもできた。一般的に、大学が教育目的で実施するプロジェクトは連携団体の負担が大きく、WIN-WINの関係をつくれないことが多いが、本プロジェクトにおいてはWIN-WINの関係が構築できたと評価できる。関東地方や中国四国地方からも参加者を集めることができたのは、大きな収穫であった。客観的にも良い取組みだと証明されたので、次年度以降も継続していきたい。

 卒業生訪問は一件しか出来なかった。卒業生訪問が大学経由で行われたことが無く、卒業生訪問を行う手続きを作るのに時間がかかったためと、医療系に就職した卒業生が少なく、訪問先選定が困難であったためである。次年度以降は卒業生も増えるので、今年度作成した卒業訪問の手続きを活用することで、より多くの訪問が出来るはずである。