平成28年度市民大学トラム 第3回「ネットワーク社会でくらすということ ~ネットワーク社会・セキュリティ・依存症~」を開催しました

平成28年度市民大学「トラム日本が抱える諸問題と将来の見通し」第3回(2016/08/06)
 7月上旬より「日本が抱える諸問題と将来の見通し」を総合テーマとして今年度の市民大学トラムが始まりましたが、その第3回目を8月6日(土)に開催しました。ネット社会をテーマとした今回は、「ネットワーク社会でくらすということ ~ネットワーク社会・セキュリティ・依存症~」と題して、経営学部・今井正文教授が講演しました。

 日本のネット普及率は90%を超え、高校生などの若年層のラインやSNSでの事件・事故等が問題視されてきました。こうしたことを背景に、講演の前半では、インターネット社会の現状について、利用人口の推移や利用する端末の種類の推移を示しながら紹介されました。また、ネットワークのセキュリティについて、コンピュータウィルス(マルウェア)の種類や進入経路、不正アクセス被害や個人情報の漏洩問題について説明されました。

 講演の後半では、現在のネット社会における問題として、不正アクセス、詐欺行為、SNSにおける個人情報の取扱と問題点について説明されるとともに、そうしたことによりどのような被害が生じるのかについて、事例を交えて紹介されました。最後にネットワークを使う上でのマナー(ネチケット)について、SNSやLINEに関する事件を例に、情報発信において何に気をつけるべきかが説明されました。特にネットワークの利用に当たっては、大人の良識が重要であることや、そのためにも日頃から周囲の大人が若年層に指導することが大事であることが指摘されました。

「ネットワーク社会でくらすということ ~ネットワーク社会・セキュリティ・依存症~」をテーマに講演する今井教授

「ネットワーク社会でくらすということ ~ネットワーク社会・セキュリティ・依存症~」をテーマに講演する今井教授


市民大学トラム(大学公式ページ)

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