福祉施設で紙芝居
私たちのプロジェクトでは、ボランティア活動を通して福祉施設の現状を理解すること、入所者の方と触れ合うことを目的として、福祉施設に訪問してボランティア活動を行った。そして介護福祉の仕事および福祉施設が今必要としていること等、医療福祉分野への視野を広げることにした。
前期は紙芝居ボランティアを活動の中心とし、訪問施設の選定・訪問交渉、紙芝居上演を一つの流れとした。施設との交渉は主に電話で行い、電話応対のマナーや交渉内容のメモ取り等、実社会で役立つ能力の開発に努めた。また、こちらの意図が先方へ上手く伝わらず断られることが幾度もあり、メンタル面の強化にも繋がった。
後期の活動に入る前には前期の反省を行い、プロジェクトメンバー全員が訪問先施設の入所者の方や職員の表情から、活動に対する達成感・満足感を得ていない事が判明した。そこで後期は紙芝居上演をメインとするのではなく、入所者の方との共同作業を中心としたボランティア活動をメインとすることにした。これは先方に大変喜ばれ、言葉だけでなく気持ちも伝わるコミュニケーションがいかに大切であるかを体験することができ、私たちも皆さんの表情から大きな満足感を得ることができた。
今回の活動はテーマ選定から活動の反省・改善まで、一貫してプロジェクトメンバーの自発的な取り組みで運営できたことにより、それぞれの大きな自信につながった。