豊橋駅モーニングマップ~地域活性化~
1.プロジェクトの目的
豊橋は、モーニング文化の発祥の地のひとつとされている。本プロジェクトは、モーニングを提供する喫茶店の情報を発信することで、豊橋駅周辺の喫茶店の活性化につなげるとともに、モーニングの文化を盛り上げることに少しでも貢献することを目的とする。具体的には、まず、豊橋駅周辺の喫茶店ではどのようなモーニングが提供されているのか、詳細に調査を行う。次いで、駅周辺の住人や駅の利用者をターゲットとして、現在の利用実態やモーニングに求めるものが何なのか調査をする。その上で、調査した内容をもとに豊橋駅周辺のモーニングMAPを作成・配布するとともに、今後モーニングの需要がより高まるためにはどうするべきかについて考察・提言する。
2.プロジェクトの詳細
本プロジェクトでは、以下の活動を行う予定である。
- 豊橋駅中心のカフェで提供されているモーニングについて調査し、MAPを作成する。
- 豊橋駅利用者を対象とした、モーニングの利用実態のアンケート調査を行う。
- 作成したMAP、アンケート調査の結果について、印刷物やインターネットを用いた発信を行い、モーニング文化および駅前喫茶店の振興に寄与する。
3.これまでの活動
<4月の活動>
テーマの決定
担当教員がプロジェクト活動の趣旨についての解説と、昨年度までのプロジェクト活動について内容の紹介を行った。その上で、今年度のプロジェクト活動のテーマについて、学生によるブレインストーミングを行った。
「地元の有名な産品(キャベツ、大葉、ウズラ、柿などの農産物、カレーうどん、ちくわ、豊橋筆など)の魅力を発信する活動」や、「ココニコなど豊橋市の施設と連携して利用率を上げる活動」などの様々な案が出された。実行可能性や地域貢献の観点から全員で検討を行った結果、「豊橋モーニングMAP」が選ばれた。
プロジェクト概要の決定
「豊橋モーニングMAP」の作成は、既に昨年度の加藤ゼミナールの学生がプロジェクト活動として取り組んでいる。プロジェクト概要の決定に先立ち、昨年度に「豊橋モーニングMAP」プロジェクトに携わった加藤ゼミの先輩に話をうかがい、昨年度の実績を確認するとともに、これをどのように継承、発展させることができるのかを討議した。
今年度の活動としては、「より多くの店舗の情報を収集する」、「豊橋駅利用者に対するアンケート調査を行い、モーニングの利用実態、望まれるサービスが何かといったことを明らかにする」、「MAPを印刷して配る、インターネットを通じて公開するなど、発信のための活動に積極的に取り組む」といった方針が決定された。
店舗情報の収集・調査項目の決定
豊橋駅周辺の喫茶店について、インターネットに情報が掲載されている店舗について情報収集を行い、調査対象として豊橋駅から約1km圏内の30店舗を選定した。ただし、個人経営の小規模喫茶店などインターネットに情報が掲載されていない店舗もあると考えられる。このため、調査を進める中でインターネットに掲載されない店舗を発見したら、適宜調査対象に加えることとした。
また、分担して調査をするために、どのような項目について情報収集をするのかを統一するための協議を行い、「モーニングの価格・内容」、「店の雰囲気」、「席数」について調査することとした。
また、メンバー6人で分担して調査を行うにあたって、各自の活動状況について情報共有する必要があるため、LINEグループを立ち上げた。店舗の調査結果については、LINEノートで情報を共有・更新することとした。
<5月の活動>
実行計画の作成
実行計画書を作成するため、ホワイトボードに「誰をターゲットに、どのような貢献をするのか」を書き出し、ブレインストーミングを行った。
プロジェクトの概要が明確化されたことにより、「カフェでどのようなことを調べるか」という調査内容についての再検討と改善も進んだ。
店舗調査結果の報告・共有
ネットでの検索により候補として挙がった30店舗について、メンバーが分担し、実際に店舗でモーニングを注文し、価格、店の雰囲気、席数などの調査を開始した。調査結果については、LINEでまず調査完了報告を行い、ゼミで改めて詳細な結果報告を行い、LINEノートのファイルを更新するという順序で行っている。