ARを試す

ARを試す

いまさらながらARを試してみる.参考にした主なサイトは次のとおり.

「攻殻機動隊」「電脳コイル」の世界を実現!ARToolKitを使った拡張現実感プログラミング
http://kougaku-navi.net/ARToolKit/

ARToolKit, Collada DOM, OpenSceneGraphとosgARTインストールスクリプト
http://tech.enekochan.com/2012/07/04/installation-scripts-for-artoolkit-collada-dom-openscenegraph-and-osgart/?lang=ja


動機

  • 創造祭の学科展示で何か見せたい
  • H25プロジェクトに関連して,子どもに喜んでもらいたい
    → ホッキョクグマ(シロクマ)を登場させてみようかしら

試した環境

  • Pansonic Let’snote CF-SX1GELDC (wubi 経由インストールの 32bit Ubuntu 12.04 LTS)
  • ELECOM UCAM-DLJ200HBK (200万画素)

準備

Let’snote(Windows 7 Pro)にUbuntu 12.04 LTSをインストールする.wubi 使用.
普通にインストールすると64bit版がインストールされてしまうので,次のサイトを参考に32bit版をインストールする.
※ 後述の作業は64bit版ではうまくいかない.あれこれ試すもののうまくいかず,なんだか大変だったので32bit版でさらっと済ます.

UbuntuTips/Install/WubiGuide
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/WubiGuide


インストールスクリプトのダウンロード

先に紹介したサイトのリンク先(github)からスクリプトをダウンロード(Download ZIP)して展開する.

インストールスクリプトの実行

インストールスクリプトを実行する.注意点は以下のとおり.

  • 足りないライブラリ関係は自動で apt-get するようになっているので,実行時は sudo しておく.
  • インストールスクリプトの実行順序は守る.ARToolKit → Collada DOM → OpenSceneGraph → OsgART
  • スクリプト中の Collada DOM, OpenSceneGraph の SVN パスは古い(現在使えない)ので,適切に修正する.
  • Select a video capture driver. は 6: GStreamer を選択(した気がする)
  • OpenSceneGraph-2.8.3 を使用
  • インストール後,いくつか環境変数が設定されるので,一応確認しておく(home 下の~/.bashrc).Webカメラ(内蔵でないもの)を指したまま起動・作業しているのであればそのWebカメラが /dev/video0 に,内蔵カメラが /dev/video1 になる模様.ちゃんとチェック

とりあえず動作確認

osgviewer で cow.osg を表示させ確認.
※ フルスクリーンから抜けるには f キー押下

カメラキャリブレーション

(省略.Web上に多数記事あり)

マーカー作成

ARTookKit に同梱されている blankPatt.gif をベースに作成(協力:三輪先生).
出来上がったマーカーをプリントして,100円ショップで購入したコースターの裏側に貼り付ける.

モデル等の準備

Maya から出力した obj 形式の3Dモデルを使用(協力:三輪先生).ほか,画像とロゴを準備.

プログラム作成

osgART/ の example フォルダ内にサンプルソースをコピーして編集.
CMakeList.txt も変更(追加)すること.
build ディレクトリまで移動して sudo make, sudo make install
(ソースの掲示は省略)

プログラム実行

なんとか動作した様子.
【残された課題】いろいろ試したものの,PositionAttitudeTransform で scale は調整はできても position と attitude の変更がどうしても効かなかった.暇があったらホッキョクグマをダイブさせたいと思う今日この頃.
arnonhoiss

参考サイト

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