講師
河合沙奈美さん
Profile:豊橋創造大学の1期生。2004年、外食チェーンを全国展開する株式会社物語コーポレーションに入社。23歳のときに一番カルビ藤枝店の店長を経験。その後は、教育部オープニングスペシャリスト、人材開発部アシスタントマネージャー等を経て、現在は大阪梅田お好み焼き本舗向山店の店長(女将)。店長業のかたわら、店長トレーナーとしても活躍中。目標は、外食産業でシェア日本一を獲得すること。
就職活動で
こだわったこと。
河合さんが就職活動を始めたのは大学3年生のとき。やりたいことがはっきりとしていなかったけれども、「これがやりたい」と心から思える企業に就職しようと決めていたそうです。そんな中、合同就職説明会で出会った物語コーポレーションの企業理念「SMILE&SEXY 〜君は君であればいい。私は私でいたい〜」に感動し、入社を決めたとのことです。
「お客様喜ばせ
スペシャリスト」
に向かって。
大きな期待と理想を抱いて入社したものの、失敗が続き泣いてばかりだったという新入社員時代。さまざまな経験を重ねていく過程で、“お客様を喜ばせること”そして“自分自身が仕事を楽しむこと”の大切さを体感すると同時に、「お客様喜ばせスペシャリスト」としての第一歩を踏み出します。
意思決定する
ことの意義。
23歳にして店長になって以来、いくつもの店舗を任されてきた河合さんは、店長の仕事で大切なのは意思決定だと言います。「自分の意思決定次第でお店が良くも悪くもなるから、決断には勇気が必要です。失敗もあるし、知らないことを決めなければならないときもあります。でもそれが自分の糧になる」のだそうです。
売上アップの
成功事例を
大公開。
客単価を上げるという課題をメンバーと一緒に考え、テイクアウトサービスを始めることで成果に結び付けた河合さん。その事例を学生のために特別に公開してくれました。仮説を立てて、アイデアを出し合い、売れる仕組みを構築していくプロセスに、学生たちは興味津々でした。
人の目を
気にしていては
本当の力は
出ない。
最後に人材開発部で学生採用を担当してきた経験をもとに、学生たちに向けてアドバイスをいただきました。「人の目を気にせず、自分を信じて、自分を好きになって、一生懸命になることでチャンスはやってくる」社会に出て、さまざまな体験をした河合さんの力強いメッセージは、学生たちの心に響いたようです。
僕もバイトでミスをすることがあり、河合さんの入社当時の心境がなんとなく分かった。だから「君が君であればいい。私は私でいたい」との言葉を聞いたときは感動した。自分も自分のために本気でやって、みんなのためになるように頑張りたい。(竹内 啓泰)
失敗することで学習した知識を人に伝えることで、自分も周囲もレベルアップできることを聞き「失敗は成功のもと」の分かりやすい事例だと思った。店長としての失敗談を通して、人の上に立つことの重みも知った。(馬 杰)
仕事についての考え方ががらりと変わった。働くことに対して、今まではつらいイメージが多くあったが、仕事をしてみたくなった。就職について前向きになれて良かった。(秋葉 翔太)
店長会議で生まれたテイクアウトサービスは、競合相手や自分の店の状態、お客様のニーズもしっかりと把握していたからこそ成功した提案だったと思った。(城所 勇)
恋人に喜んでもらうために自発的に行動する気持ちでお客様にも対応できれば、きっと気持ちよく過ごしてもらえるだろう。お客様を喜ばせるのも、恋人を喜ばせるのも同じなのだと、接客の心得を垣間みた 接客の心得を垣間見たような気がした。(近藤 哲也)
講義を聞いて、河合さんは素晴らしい方だと思った。「『頑張る』から『楽しむ』に意識を変える」「誰よりも自分のことが好きなはず」など、私にはとうてい思いつかない発想に感心した。(白井 慎哉)
自分が楽しくなければ、仕事も進まないと思った。僕は今までがんばることしか頭になかったので、楽しむことを頭において、これからのことを考えていきたい。(明平 紘毅)
今回の話はとても聞きやすく、勉強になることが多かった。働いている時どんなトラブルが起きて、どう対処したのか、そして何を得たのかをたくさん聞けてよかったと思う。(太高 拓磨)
河合さんは、高校の時に「これで良い」じゃなく「これが良い」という職につきたいと思ったそうだが、それを見つけることは果てしなく難しいことだと私は思う。だが、自分が良いと思う職に出会うための努力はできるはず。僕も将来のため努力を惜しまずにがんばっていこうと思う。(宮崎 慎也)
将来就職するときは会社の条件だけで絞らず、個性などを大事に出来るような企業理念の会社に入りたい。また、河合さんのように実際に悩んで成功した人の話は、非常に役に立つと思った。(松原 徹)
就職には収入などの条件面も大切だと思うが、自分が働きたいと思う会社に就職することも大切だと感じた。今後もいろいろな会社について話を聞き、積極的に行動していきたい。(鈴木 崇之)