第2講 金融業界の仕事 2007年10月18日
講師 豊橋信用金庫 井澤友行さん

講師

豊橋信用金庫

印宮康隆さん


Profile:本学の1期生。大学時代は2代目学生会会長、フットサルサークルの立ち上げ、学生ボランティア全国組織への参加など、精力的に活動。バックパッカーとして世界のいたる所を旅行。2000年4月、豊橋信用金庫に就職。今は牛川支店で得意先係として活躍中。現在、同窓会会長を務める。新婚ホヤホヤの30歳。

講義レポート

手探りでも
充実した
学生生活。

自分たちの力で何かを創り出せる可能性を感じ、1期生として豊橋創造大学に入学した印宮さん。学生会や部活といった活動をすべて初代メンバーとして積極的に行い、居酒屋のアルバイトも4年間継続。このように忙しい中で、どうしたらやるべきことをこなせるかを考えた経験は、今の職場でも生きているそうです。

理想の自分に
近づくために
信用金庫へ。

就職活動を始めたのは3年生の11月。子どもの頃からしっかりした人間になりたかったという印宮さんは、一時は警察官をめざしていましたが、最終的には理想とする自分に最も近づけそうな職場として、金融業界を選んだとのことです。

信金の役割は、
信金マンの
仕事とは。

次に信用金庫の業務について、解説がありました。業務店と本部の役割分担のこと、業務店には得意先業務・融資業務・内部業務があることなどを話していただきました。また、信金マン印宮さんの1日・1ヵ月・1年の説明も。金融機関は仕事がラクそうと思われ勝ちだけど、実はとんでもない、といった話題もありました。

失敗の中で
学んだことは
忘れない。

2店舗目の勤務先である小坂井支店で、住宅ローンという大きな商品を扱うチャンスが到来。ところが、忙しさの中でミスをしてしまい、大事なお客様を怒らせてしまう事態に。幸いにも再チャレンジの機会を与えていただき、なんとか契約に至りました。苦い経験の後だけに、お客様から「あなたに頼んで良かった」と言われたときの喜びは、ひときわだったそうです。

大学4年間は、
高校3年間より
短い。

最後に学生たちへのメッセージをいただきました。「4年間はアッという間。何かをはじめて、継続してほしい」「失敗を恐れずに挑戦を。失敗しても反省することで、新しい方法が見つかる」「大学で知り合う10代最後の友だちを大切にしてほしい」といった言葉の一つ一つが印象的でした。

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受講生の声(抜粋・要約)

「厳しい状況は自分を成長させてくれるチャンス」という言葉が印象に残った。口にするのは簡単だが、実践するにはとても勇気がいると思う。これから先、自分も壁にぶつかることがあっても逃げ出さず頑張りたい。(一柳 輝彦)

「辛くても続けることが大事」本当にそうだと思った。今の自分は辛いことがあると逃げ道をつくろうとしてしまうが、辛いからこそ立ち向かわなければいけないと改めて気付いた。(大澤 拓也)

「何かをはじめてほしい」という言葉を聞いて、危機感を持った。高校の頃とは違い、大学では自分の意志で動いていかなければいけないので、これから小さなことからでもはじめていきたい。(伊藤 宏次朗)

大学にだらだら来ているのではなく、何か目的を持って過ごすことが重要だと感じた。今の自分に足りないものを補うには、挑戦と努力と継続が必要。このように思うようになったのは卒業生の話を聞けたからだと思う。(野口 裕也)

信用金庫の仕事は、事務のイメージが強かったが、集金や融資などでお客さんとの接点があることが分かった。接客は難しい点もあるが、「ありがとう」と感謝の言葉を直接聞けるのはいいなぁと思った。(袴田 順一)

人との出会い、関係性は人生において大きなものだと感じた。印宮さんがバイト先の後輩や会社の上司から影響を受けたように、自分も印宮さんの話から影響を受けた。これからも影響を与えてくれる人たちに出会うのが楽しみだ。(宮本 健史朗)

サークル活動やアルバイト、海外旅行など、大学時代にさまざまなことに取り組んだ印宮さんのチャレンジ精神を見習いたい。やってみたいことがあっても行動に移せない自分、やりたいことがはっきりしない自分を変えていきたい。(高倉 佑太)

「友だちを大切に」この言葉に共感できた。友だちがいるからこそできることや、相談できること、学べることがあるので、友だちは大切にしていきたいと思った。(羽田 真由香)

印宮さんが考えるしっかりした人間とは、自分の行動に対して責任を持ち、間違ったことには違うと言える人。このような人間に、私もなりたいと思った。(森 香奈絵)

自分は正直に言って、人付き合いが苦手だ。しかし、人脈を広げることで今後の人生での利点が増えると感じた。大学に入学してサークルにも入っているので、もっと友だちを増やしていこうと思う。(酒井 康利)

「セールスは断られてからはじまる。断られて理由がわかる、糸口がみえる」という印宮さんの考えは、自分にはなかったので驚いた。これからは自分の考えだけではなく、他の人の視点からも物事を考えてみたい。(勝尾 大樹)

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