講師
井澤友行さん
Profile:本学1期生。2003年4月、青果物卸販売業の株式会社に入社。大手人材派遣会社などを経て、現在は株式会社センチュリーアンドカンパニーに在籍。派遣スタッフのキャリアカウンセリング、農業を職業にしたい若者の支援、大学の就職部門でのキャリア支援など、多彩な業務に取り組む。
キャリア形成に
欠かせないもの。
それは出会い。
大学時代で一番の出会いは、現在も交流が続く恩師の関本先生だと言う井澤さん。彼は大学3年生のとき、画一的な就職活動に疑問を感じ、アメリカ留学を決意します。このとき背中を押してくれたのも先生だったそうです。帰国後は本学大学院で学び、「キャリアカウンセラーになる」という目標を見つけます。
必死になること、
働くことの意味を
知る。
大学院を出て青果物卸販売業の株式会社に就職。農家からの青果物の仕入れ営業に従事するも、思うように契約が取れず、上司から叱責される毎日。「辞めたい」と思っていた井澤さんを変えたのは、ある農家のおばあさんの「辞めるなら、惜しまれて辞めりんよ(辞めなさいよ)」の一言。仕事に対する甘えに気づき、契約が取れるようになっていきます。
心と心で
つながる
営業の大切さ。
大手人材派遣会社に転職してから数ヵ月後、元上司から「戻ってこないか」との電話が。前職に復帰して、「農業者独立支援事業」「産直ネットワーク」などに取り組む中で、さまざまな人との交流を体験。ソロバンすなわち損得勘定のみの関係ではなく、心でつながる営業の大切さを学んだそうです。
努力することが
自分の才能。
現在は株式会社センチュリーアンドカンパニーで、念願だったキャリアカウンセリングを軸に活躍中。大学生のための「キャリア支援」「農業者独立支援」などの仕事で忙しい井澤さんの言葉は、学生たちの心に響いたようでした。
これまでの
仕事から
学んだこと。
自分の仕事の原価を意識すること、経営者の立場で考えて決断すること、仕事の中に楽しみを早く見つけること……。講演の最後に、井澤さんが仕事の現場で得た数多くの教訓をご紹介いただきました。やがてビジネスの現場に飛び出していく学生たちへ、大きな贈り物になったことでしょう。
井澤さんの講義が
新聞各紙に掲載されました。
井澤さんの話を聞き、“やる気”のすごさが分かった。やる気を出して働かなければ、相手に必死さが伝わらないし、納得してもらえない。嫌だと思うことでも、やる気を出してこなしていきたい。(玉城 清)
今まで私は失敗するのが怖くて、チャレンジする機会を捨ててきたと思う。でも井澤さんの「ここで跳べない奴は、どこへ行っても跳べない」という言葉を聞いて、少しずつでも挑戦していこうと思った。(後藤 彩香)
人生は考え方ひとつで、いい方向に進んで行くことを教えてもらった気がした。前向きというキーワードが頭の中に浮かんできた。豊橋創造大学で学んだ先輩の話を聞けてよかった。(油井 孝斗)
井澤さんのように信頼できる先生、自分の人生を変えるような人との出会いを見つけたいと思った。また、これからの人生のことをもっと真剣に考えていきたいと感じた。(嶋津 永子)
自分が将来どんな職業に就けばいいのか、悩み、焦っていたが、井澤さんの話を聞いて自分が好きなことを見つけ、やりたいことに取り組むと自然に見つかるような気がした。とても勉強になった。(山本 綾)
仕事の意味に気づくこと、経営の視点で考えること、文句を言わず目の前の事を一生懸命やることの大切さを知った。「労働時間=給料」ではなく、「労働実績=給料」という話は、とても勉強になった。(今泉 貴宏)
人と人との出会いは、必ずいい方向に行くとは限らないが、人生の糧になると思った。心と心でつながる営業、相手の立場になって考える、駆け引きをしない、立ち返ることができる原点を見つけるなど、いい教訓を教わった。(村上 聡史)
漠然としていた就職の厳しさや、社会へ出ていくにあたって大切な7つの力などを教えていただき、勉強になった。これからは就職のこと、将来のことなどを考えながら、生活していきたい。(鈴木 友章)
営業の厳しさや仕事の取り組み方など、さまざまな話を聞くことができた。人と人とのふれあい、心の営業など、マニュアルには書かれていないような話も聞けたとともに、営業の仕事に興味が持て、将来の視野が広がった。(鈴木 友和)
これから先、いろいろな苦難と出会ったとき、今までの自分だったら置かれた状況を言い訳にし、努力を怠ることを考えたと思う。今回の講義では、自分の中で甘えに気づくことができた。(野口 拓)
仕事では、悩んだり考えたりすることが大切であり、さらに揺るぎない信念を持って続けていく力も必要だと感じた。私も夢のために悩み、考え、あきらめずに勉強を続けていきたい。プラス、楽しむ点を見つけたいと思った。(石村 美樹)