講師
株式会社ケースメソッド教育研究所 代表取締役
竹内伸一さん
Profile:1988年マツダ株式会社入社、国内販売本部で販売促進、営業開発、販売会社教育に従事した後退社。2004年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程を修了し、同年ケースメソッド教育研究所を設立。企業研修、大学および大学院での講演、大学FDへの出講など、多岐にわたって活躍中。
●はじめに
竹内さんは、企業で働くことを前提に、キャリアとはなにか、キャリアをつくるにはどうすればいいのか、などについて講義してくださいました。
●キャリアの定義
はじめに、キャリアの定義を教えていただきました。キャリアとは「仕事によって作られる経歴」。キャリアを作るのに大切なことは、仕事を続けていくことです。短期間で会社を辞めて転職を繰り返すだけでは、キャリアはできていかないのです。
●人はキャリアで
計られる
キャリアは人を計る評価軸。例えば、新しいプロジェクトのリーダーを決めるとき、「これまでどんな仕事をして、どんな責任を任されてきたか」といったキャリアをもとにするしかない。仕事を続けてきた歩みがキャリアとなり、それがその人の未来を創るとも言えます。
●仕事の仕方には
タイプがある
個人の力が重視される仕事、仲間と協力して生産性を高める仕事など、想定される仕事のタイプとそこで求められる能力について解説していただきました。自分が将来どんな働き方をしたいかを考えることにより、これからの大学生活の課題が見えてきました。
●キャリアを
どう作るか
まずは、会社に入ることをおすすめします。会社には、社員の能力を引き出してくれる人事システムや、若い人に対する教育パワーがあります。それらを活用し他人から認められるキャリアを作っていくことが大事です。
初めに入る会社はやはり特別だと思った。竹内さんも、初めの会社に十何年も勤めたと言うし、それくらい頑張らないと自分のためにならないのだなと痛感した。(高橋真人)
大事なのは、辛くても仕事を続ける決意だと思った。社会に出たら今までの学生生活とは違い、辛いのはわかっているのだから、それでも頑張って楽しんで仕事ができるようになりたい。(竹内麻紀)
会社の欲する人材や、時代によって採用する人材が変わることなどを教えていただき、それに従い自分も変わっていく必要があると感じた。今の会社の現状を聞くことができ、貴重な機会となった。(加藤有)
キャリアを作ることや、人事管理で重要なことを聞くことができた。「新しい仕事につくとき、自分の今持っている以上の能力が求められる仕事をすると成長する」という言葉が印象に残った。(渡邊大介)
就職に向けて、まずはコミュニケーション能力が大事だと思った。バイト先の休憩時間にも、積極的に話すよう心がけたら、いろいろな情報が入って楽しく仕事できるようになった。(伊藤龍哉)
「人事管理」という仕事を初めて知った。人を採用して、後は昇格・降格・異動させるぐらいだと思っていたが、採用した人の能力を育てていくこともその仕事だと知り、驚いた。(梅田貴士)
仕事をタイプ別に分け、それぞれに必要なスキルなどを述べてくださったので、これから自分の学ぶべきことがわかった気がする。今後は、スキル・知識・資格の習得、そして人間関係能力も鍛えていきたい。(玉越愛)
人事管理では、適材適所が重要であり、相手のことを考えることが重要だと気づいた。以前バイト先の後輩に注意したとき、これからも役に立つアドバイスをしてあげればよかったと反省した。(中井雅裕)
人事管理のお話の中で述べられた「その人を否定するのではなく、その人の行動を否定しなさい」という言葉。相手のことを考えた思いやりのある言葉だと思った。(平賀麻未)
キャリアは、続けることで築かれ、自分ではなく他者の評価によって決まることを知った。仕事だけでなく、勉強やスポーツも続けてやらないと意味がないので、続けることは大切だと改めて感じた。(山本裕次)