第4講 銀行マンの仕事 2006年11月2日
講師 スルガ銀行 鈴木雄次さん

講師

スルガ銀行

鈴木雄次さん


Profile:2000年スルガ銀行に入社、横浜日吉支店に配属され、出納業務・融資業務を担当。2004年、海老名支店に転勤。2005年、横浜戸塚支店。入社6年目の2006年からは、スルガ銀行のシンクタンクである(財)企業経営研究所に研修生として派遣されている。

講義レポート

●はじめに

自己紹介とスルガ銀行の概要紹介に続き、金融機関の種類や銀行の業務・役割について、ビデオも使ってご説明いただきました。次に、鈴木さんご自身のキャリア形成の話題になりました――

●就職活動〜入社

就職活動中はやりたいことが見つからず、さまざまな会社説明会への参加やOB訪問を重ねるうちに、銀行の社会的意義の大きさに共感。また専門性が身につく職業に就きたかったこともあり、銀行員を志す。

●やりがいの発見

出納業務担当を経て融資業務を担当。初めての融資先は、ラーメン店の開業をめざす若者。メニューや店舗の間取りなどを一緒に考えたりする。その後、住宅ローンの融資担当に。これらを通じ、銀行マンの仕事のやりがいは「お客様の夢」を共有できることだと気づく。

●現在〜これから

さらなる成長のために、慶應大学ビジネススクールの社内公募に応募。何度もあきらめずに応募して3回目の応募で派遣候補に。目標は「オンリーワン」になること。「まず、鈴木さんに相談したい」と思われる存在になりたいとのこと。

●学生たちへ

――就職活動はたくさんの企業をみるチャンスだと語ってくださった鈴木さん。「自分でチャンスをつくって、働く人の生の声を聞いてほしい。門戸は開いている」「目標を持っていれば、困難にも立ち向かえる」「しつこいくらい最後まであきらめないでほしい」といった言葉が、学生たちの心に特に響いたようでした。

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受講生の声(抜粋・要約)

銀行の仕事について表面的にしか理解していなかったことがわかった。今回の講演を聞いて、自分のやりたいことがよくわからなくなってしまったので、鈴木さんのようにさまざまな業種を見て、自分にあった職業を探したい。(朝倉久美子)

一度は辞めようと考えたことがあったとしても、継続したから現在があるとのこと、私も仕事に就いたら挫折しそうになることもあるだろうけど、がんばりたいと思った。(伊藤綾)

(就職活動では)目標を持ってあきらめないことが大切だと語られたが、それは今の私たちにも当てはまることだ。大学生活を無駄にしないよう、目標を持ってあきらめずにがんばろうと思う。(竹内麻紀)

以前の河合さんも言っていたけれど「オンリーワン」は大切なことだと思う。この仕事はこの人にしか任せられないと思ってもらえるとうれしいし、自信を持ってやれるから成功につながると思う。(水藤和博)

失敗して怒れられながらも成長して、多くの人に支えられていることを忘れずに、いろんな経験を積んでいきたいと思った。(中居良太)

就職してしまえば、他の会社を見られる機会もなくなり、そう考えると就職活動はとても貴重な体験。私の知らない仕事が必ずあり、その仕事を覗くことができると思うと、就職活動も嫌なことではないと思う。(那須田琴以)

やりたかった仕事に就いても理想と現実のギャップはある。そのギャップを小さくできるように、就職活動ではたくさんのことを体験し、先輩の話を聞きたいと思った。そして、勉強は一生していかなければならないんだと気づいた。(横関明貴子)

営業の仕事の難しさに直面し、退職まで考えた人が営業を続けられたのは、営業の「面白さ」を見つけたからだという。前回のリクルートの方同様、仕事を続けるには、その仕事の中で「面白さ」を見つけることが大切なのだと理解した。(梅田貴士)

商品開発を手伝ったり相談に乗ったりと、融資希望者と仲良くなれたと聞いて、大変な中でもこのような人間関係の深まりがあって、いい仕事だと思った。(森美樹)

外部のいろいろな講師のお話を聞けるので、どんどん知識を増やし、自分にあった仕事を見つけたいと思う。(中根弘樹)

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